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日の当たりがきつい南側を中心に外壁が気になり始めたという御主人。触ると手に粉が付く状態から塗り替えを考えられました。もちろんひび割れ始めていたり切れたりしているシーリングも目に止まりました。外壁塗料はなるべく長持ちするものがいいという御希望で、18年耐久の無機塗料をお勧めしました。シーリング工事の重要性を御説明して納得されておりました。
工事前のシーリング状態です。ひび割れが進んだ状態ですが、これを放置しておくとさらに深いひびに変わり、壁と分離したり縮んだりして壁内部に雨水が侵入してしまいます。このように壁と壁との間のシーリングはどの様な状態であれ旧シーリングを撤去します。旧シーリングの上から増してシーリングを載せても意味はないと理解しましょう。シーリングは新しく打った物の一定の深さ(高さ)が必要です。増して載せたものは1㎜にもならない所も多くなる事が予想され、これはかなり脆弱なもので耐久性はないと判断します。
旧シーリングをきれいに撤去した後は新しいシーリングを打つのですが、その前に必ずプライマーという下塗り塗料を塗ります。これを省いてしまうとしっかりと密着しません。早い段階で剝がれたしまいます。下塗り塗料を塗って充分乾燥したらいよいよシーリング打ちに入ります。
シーリングを打ったら平らにならしていきます。このシーリングをならすヘラも昔は金属のヘラを使用しましたが、今ではほとんど樹脂やゴム系のものです。外壁の凹凸になじむからですね。
両サイドのテープを剥がし、シーリング打ち自体はこれで終了です。充分乾燥し、硬化したら塗装の工程に入ります。塗装する材料(塗料)によってはシーリングに塗れないものもありますので注意が必要です。